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それは、有形あるいは金銭的なものとして把握できるオンバランスな資産と、バランスシートには記載されない無形な価値(人材、組織の力、事業を支える外部のパートナーや顧客との良好な関係など)の2つから形成されると私たちは考えます。
それらの無形な価値を包括的に捉えたものが知的資本という概念であり、有形資産との関係性は一本の木に例えることができます。
一本の木を見るとき、私たちが目にできるのは地上の部分です。幹の太さや葉の色、そして果実。これらはその木が“いま現在”健康であるかどうかを示すものです。企業にあてはめれば、地上の部分は目に見える部分、つまりバランスシートに記載される財務的な健全性を示し、果実は一年の業績をあらわすことになります。
しかし果実は一過性のものです。
木を健康に保ち、将来に渡って継続して果実を実らせるための支えは、まさに根の部分であり、価値創造の源泉である知的資本はそこに位置づけて捉えることができます。すなわち、人材の力、組織の力、顧客や外部パートナーとの関係性などのバランスシートに記載されない無形な価値こそが、企業の持続的な競争優位を決定づけると私たちは考えます。
これまでの企業経営においては、把握しやすい目に見える部分を重視したマネジメントがなされてきたと言っても過言ではないでしょう。しかし、優れたパフォーマンスを持続的なものとするためには、根に位置づけられる知的資本を目に見えない価値創造のための資源、未来の収益可能性の源と捉え、それを戦略的に発展・成長させていくことが求められます。 |
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